ぶどうの木は農福連携を千葉県で行っている一般社団法人です。私たちは「農業」と「福祉」の連携を通じて障がい者が農業分野で役割を担い、働く場所の確保や担い手不足の解消、賃金(工金)の向上など、社会進出の基盤を構築する活動を行っております。
キーワード無しの関連情報
該当する記事がありませんでした。
※テキストはWikipedia より引用しています。
今最も注目を集めているのが、農福連携という取り組みです。障害者や高齢者等は、就労の機会に恵まれているとは言えません。そういった方々が社会との繋がりを感じられるよう、国や自治体等が積極的に支援しています。農福連携が推進される事で障害者や高齢者だけではなく、生活に困窮されている方々の雇用機会を創出出来るのです。農業分野においては後継者、働き手が慢性的に不足しているという問題が起きています。それを解消出来る取り組みとして、各方面から期待されているのです。そもそも農福連携は、2016年頃から広く認知されるようになりました。2016年6月に閣議決定された、ニッポン一億総活躍プランで農福連携の推進が盛り込まれたからです。これを機に日本農福連携協会が設立され、啓発セミナーや農産物の販路拡大等が行われるようになりました。各省庁や民間企業、NPO法人等が垣根を越え農業、福祉における課題を解決すべく、一丸となって取り組み始めたのです。農福連携が注目されるようになったのは、農業分野と福祉分野それぞれが抱える、問題がその社会的背景にはあります。農業分野において就労人口の減少、高齢化が加速度的に進んでいるのは周知の事実です。耕作面積は減少する一方、耕作放棄地の面積は大幅に増加傾向にあります。福祉分野では介護を支援サポートするといった体制は整いつつあると言えるでしょう。ですが障害者の数自体は1000万人に迫っており、必要な職業訓練や自立支援が十分行われているとは言えません。社会全体で支える体制が、十分構築されていない為今後も継続した取り組みの強化が必要です。農業、福祉という分野の課題を解決する策として、農福連携には期待が寄せられています。農福連携の取り組みを推進する事は、障害の有無や性差を問わず人が生きやすい社会になるからです。農福連携を進めていく為には関係者がアイデアを出し合い、一歩一歩着実にそれを進めていく事が何より大切だと言えます。